じりつにっき

ド田舎実家住み一人事務員の日記です。パニックを起こしやすい重度コミュ障のメンヘラです。精神的な自立を目指しています。

カウンセリングのこと、ASDのこと、恋愛のこと

 昨日は、無職のとき通っていた就労支援機関で、カウンセラーの人に相談してきた(そこの機関は就労が決まってからも相談に行ってよい)。

 医師から「咄嗟の受け答えができるようになるのは難しいと思うんだよなあ。ASDなら相手の意図を理解するのが難しいから」と言われたことが、たびたびフラッシュバックして悩んでいることを話した。

 相手の質問の意味が分からないとき、「えっと……」とか言って、口ごもってしまうことが多く、そんなときにフラッシュバックする。

 カウンセラーには「私の言葉で医者の言葉を塗り替えて上書きするのはどうですか」と提案してもらい「医者を否定するわけではないけども、私は医者より〇〇さんと付き合いがある。理解力がないのではなく、緊張してしまうから話し方や動き方がぎこちなくなってしまうだけで、きちんと話を理解できて頭の良い方だと思う。できるようになってきているし、絶対できるようになるから今のままで大丈夫」というようなことを言われた。思わず泣いた。マスクのしたで鼻水が漏れた(きたねぇ)。この機関の相談ではいい年して泣きまくっている。ドン引きされているかもしれないけど、しかたねえ……しかたねえんだよ……苦しすぎてなりふり構ってられねえんだ……。

 心を開いている人相手ならば、発言の意味が分からないときは自然に聞き返すことができる。だから、相手の意図が理解できないというよりは、緊張とパニックでコミュニケーションに困難さがあるほうがしっくりくる。

 現代文の「登場人物の心情を答えよ」という問題が理解できない……とか、数字にこだわりがある……とか、そういう昔から有名だった特性は別に当てはまらない。そこが当てはまらないから数年前まで自分のことをそうだと思わなかった。医者にASDの人はこうだから……って言われて、それがほとんど当てはまらなかったのに否定できなくて「確かにそうかも……」みたいな感じで言ってしまったのが心残り。

 

 それと、元彼の「正社員なのでボーナスもらっちゃいましたwww」がフラッシュバックしてしまうことも話した。そういう場所で恋愛の話をすることには抵抗があったけど、言わずにはいられなくなり、フラレた数日後に話した。

 「正社員でも昇給や賞与、交通費もないものもある。今お金に困っていないのなら形にこだわる必要はない。面接を受けたり新しい環境に馴染む緊張を考えるとそちらのほうが大変では」という助言をもらった。「その人の言葉は全然真に受ける必要ないし踊らされる必要ない」とも言われた。

 

 ゆっくりと時間をかけて雇用形態や学歴のコンプレックスが薄まってきたところで「正社員」「経歴」「学歴」にやたらこだわってアピールや自慢やマウンティングしてくる人と付き合って、ぶれてしまった。

 本当にどうでもいいことだけどその人より私の姉のほうが学歴が上なんだよな……(いや、なんていうか、偏差値とかよりやりたいことがやれるかってことのほうがもちろん重要だと思うんですけど……)。もし長く付き合ったら絶対バレるしすげープライドが傷付くだろうな……って不安だったんだよな……。向こうはなぜか自分の家族の学歴まで聞いてもないのに明かしてきたけど、かわいそうだから多分同じことをしてはダメだと思ったし、隠さなきゃって思った……。でも普通にフラレたわけだし学歴とか経歴とかの「肩書き」を物凄く重視する人なんだから私のことを私というひとりの人間じゃなくて「ASDの人」として見ちゃうに決まっていたんだよな……。ものすごく久し振りに人と両想いになったからすごく悔しかったし悲しかったけど、縁がなかっただけで執着も怒りも捨てなきゃいけないんだよな。これでも薄れてきたけど、完全に忘れられるまでここに書いたりカウンセラーの人に言ったりしつこくなっちゃうだろう……。

 

 私は優秀な姉に比べて勉強も運動もものすごく劣っていることが子供の頃から20代前半くらいまでひどいコンプレックスだった。受験勉強をどうしても頑張れなかったことを引きずっていたし、受験にまつわる悪夢を見ることもたくさんあった。

 就活すらできなくて、無職になって、底つき(?)したのか、ここ数年で学歴のことも勉強を頑張れなかったことも気にならなくなっていた。

 

 昔自分がこだわっていて、ようやくこだわらなくなって、少し楽になれた部分に強いこだわりを持っている人。

 そういう人と付き合って、やっぱりうまくいくはずなかった。

 その人が私よりよっぽど「自分が傷付くこと」や「人と向き合うこと」を恐れている人で良かった。

 付き合う前、直接話したこともないのにSNS上でメッセージのやりとりをしただけで「今まで生きてきて一度も交際したことない。アプローチされたことはあるのですが傷付くのが怖くて全て回避してしまっていた。私も好きです。付き合っていただけませんか」みたいなメッセージが送られてきた……。今思うと、モテなかったわけじゃありませんよアピールに、自分のことを気に入ってくれた人の存在を利用するのは失礼すぎると思う……。「傷付くのが怖くて回避」って。失礼だしかわいそうすぎる。そもそもホントにアプローチされたのかも怪しいよ。

 その時点では引いてたのに、一か八か2人きりで会ってみたらとても楽しかったんです……。過去の失敗を活かし精一杯発言に気を付けた結果私は「自分のことを傷付けなそうな女」として値踏みされて、「嫌いになることはありません」「愛してます」「天使」って連発されて、そうじゃなくなるって分かったら即切り捨てられたんです。悲しかったです。私より極端な発想の持ち主で、白黒思考で、思い込みが激しくて、少しでもボロを出したり失敗したりしたらソッコー嫌われるだろうなって分かってたんです。分かってたのにメッセージ続けた私が悪かったなーと思う。その人は付き合ったことがないから付き合っていくうちに人となりが分かっていくものだっていうことを全く分からないんだろうな、って想像ついたのにな……。頑張ればなんとかなるかと思ってしまったよな……。

 想像以上でびびったぜ。ショックだった。一休さんばりに「好き好き好き好き好き好き♪」ってガンガンきてたんで一夜にして尋常じゃないレベルでてのひら返されてマジびびった。私もかつて別れる別れる詐欺の使い手で大学のときとかの元彼を振り回してしまって本当に悔やんでるけど。だからこそ精神的に自立できるまで付き合わないぞ! って思ってたんだけど。かつての私でも別れる別れないそこまでのハイスピードで切り出さなかったよ……。私以上かよ……。すげえな……。いや完全に負け犬の遠吠えなんですけど。巨大ブーメランなんですけど。因果応報(?)って感じだよ……。

 でもまあ私は、合わないって分かっていても、完全にフラレるまで絶対自分からは別れられなくて執着心を持ってしまうから、拒絶されて良かったのだと思う……。というか、たぶんうまくいくわけない……って不安になりながら近付いた私もすげえ不誠実だよな……。

 それにしてもまあ一応今までではいちばん頑張ったのにな。

 まただめだったな。

 合う人なら平気なのかな。それとも誰とも合わないのかな。

 

 あれから4ヵ月も経っているのにまだ思い出しちゃうのをやめたい。以前みたいに激しい怒りや悲しみはない。元気を取り戻してきたのか、お笑いとかアニメとかに結構夢中になれている。昨日は相談が終わった後ショッピングモールのなかの映画館でアニメ2本観てきた……。超楽しかった……。2本目はまさかの観客が私ひとりで貸し切り状態で、思う存分楽しめた……。

 

 出会った場所が習い事で、そこに行けなくなっちゃったのがホントに心残りだ……。最近は新しい習い事を血眼で探してる……。

正規非正規

メンヘラを起こしてる。

今日も1日自分なりに頑張ったと思う。決算の関係で、4月は昨年までひどい精神状態になっていたけど、問題なく仕事は進んでいる。
今日はやけに過去の変えられないことで頭がぐちゃぐちゃしていたけど、例年にくらべてかなりまし。

だけど、なんか、丸3年働いても非正規のままなことが、どうしようもなく苦しくなって泣けてきた。
田舎の、普通の会社ですらなく団体みたいなところの加工部門で働いている。
ド田舎の団体が20代で独身の人間を3年も非正規で働かせるって、おかしくないか。
冷静になるとおかしくないか。
だから若い人が町に居なくなっちゃうんじゃないのか。
別の部署では1年以上前にコネで40代の既婚の人が正職員として採用された。私にはなんの声も掛からなかった。なにも知らなかった。
もちろん既婚だろうが独身だろうが何歳だろうがチャンスがあるはずだけど。私は何でだめなんだろう。

分かっていて入ったつもりだった。
パートなんだから長くても2年で辞めなきゃ、辞めて別のところで正社員を目指さなきゃって。
地元で正社員になってしまったら辞めづらそうだから非正規のほうが良いだろうとすら思ってた。

ちがう。ちがった。
パートだろうが何だろうが簡単に辞められる性格じゃなくて、自分で勝手に追い詰められる。
雇用形態も給与も関係ない。私はどんな状況でも勝手にプレッシャーを感じてしまう。

結局のところ評価されてなくて、必要とされてなくて、私は人柄が悪くて、正社員になれるような人間じゃない。

ほんの1時間前までは貯金の計算をして、今のまま非正規でも1人なら困らないよな、家族養うわけでもないし一生非正規でも大丈夫だよな。趣味を楽しんで……。なんて考えていた。
そのあとすぐに「正社員経験がないのとあるのとじゃ全然違うはずだ」って、ぐちゃぐちゃになって泣けてきた。

冬、1週間で別れた男性からLINEで「正社員なのでボーナスもらっちゃいましたwww」とマウンティングされた。別れたあとだから、多分向こうも本性を出してきたんだ。私の発言も人のこと言えないしそのときはまだやり直したかったから、言い返せなかった。
ド田舎の非正規工場事務員というド底辺スペックのクソ女ごときに口ですらなくLINEでマウンティングしなきゃいられないのは、自信がないからだと思う。その人は仕事だけじゃなくて、学歴とか保有資格とかも自慢したりマウンティングしたりしてきた。
勉強ができなくて正社員じゃない自分には価値がないと思っているんだ。そうじゃないって思ってほしかった。ありのままの自分に価値があるって思ってほしかった。多分私はその人にどこか自己投影してた。
きっとそいつも苦しくてつらくてかわいそうなんだ。同情してあげても良いくらいだ。真に受ける必要なんかない。
それなのに折に触れてフラッシュバックしてしまう。正社員だとか、非正規だとか、働いているとか、働いていないとか、そんなことより大切なことがたくさんあるって知っているはずなのに。無職の友達、非正規の友達、私にとってはみんなみんな大切じゃないか。なんでそれなのに苦しくなってしまうんだろう。
多分私は非正規なことがコンプレックスで恥ずかしいと思っている。そこを突かれたから何度も思い出す。

自分のなかで目一杯割り切ろうとするのに、人から言われるとどうしようもなく痛い。
お正月、退職した前任者が職場に遊びに来てくれた。フルタイムになったことは伝えてあったから、
「正職にはしてもらったの?」
と聞かれた。してもらってないと答えると、
「そうかあ、大変なだけでなあ……」
と、気を遣ってもらった。その人は正職員だった。経費削減のために加工部門の事務員をパートにすることになったらしくて(その時点でおかしい……)、そのタイミングで退職した。
一生懸命割り切ろうとしても、気遣われると、やっぱり私のいる団体おかしいんじゃないのかってやりきれない気持ちになる。
やさしさ。紛れもないやさしさ。
元彼のマウンティングとは正反対のやさしさ。
私はその人のことが好き。とても感謝してる。
そういう人の言葉は刺さる。とてつもなく刺さる。

非正規でも良いじゃんって前向きになったすぐあとに正職員にしてもらえないとか嘆いて後ろ向きになって号泣って情緒終わってんだろ。
どうしても正社員になりたいなら転職するしかねえに決まってんだろ。
甘えんなバカ。
全部自業自得なのに定期発作でヤバくなっちゃうことがめちゃくちゃ悔しい。

妬んでも嫉んでも恨んでもなにも変わらない。
そんなの知ってる。

どうなりたいかが明確じゃないからこんなに悩むんだろう。
私はどうなりたいんだろう。

雪が降った

 今日は4月10日だよな? なんて思ってみる。

 少し前にも雪がちらついた日があったけれども、それも午前のうちだけだった。

 今日は1日中雪が降っていた。まあまあちゃんとした雪だった。

 

 仕事の帰り、ガソリンがヤバくなって、雪が降るなかガソリンスタンドに寄った。いつも行くセルフのガソリンスタンド。セルフじゃないガソリンスタンドは苦手で、なるべく使いたくない。

 人に見られていたり待たれていたりすると、ひとりなら簡単にできることが難しくなってしまう。

 車停めるのってどういう順序でやってるんだっけ。フットブレーキを踏んで、サイドブレーキをPに入れて……なんて、頭の中がぐちゃぐちゃになる。

 ひとりなら難なくこなせて、ひとりなら意識もせずにやっているようなことが、分からなくなって混乱して焦る。

 でも、セルフのガソスタに行くにも、右折で入ろうとして対向車線がなかなか空かなくて、後続車にどう思われているか不安で焦る。

 苦しくなってくる。

 それが嫌で行きたい場所をあきらめるときもある。

 

 ガソリンを入れ終えて、帰り、狭い道で、対向車に謎のクラクションを鳴らされてイラついた。

 謎のタイミングでのクラクション。理不尽なタイミングでのクラクション。1~2年前までは信じられないレベルで激怒することがかなり多かった。怒り狂ってひとり車内で叫ぶようなこともあって、自分で自分が怖かった。

 最近は怒り狂うことも減っていた。

 今日は怒り狂った、ってほどじゃないけど、独り言で「なんなんだ」みたいな感じで言いつつ、ムカつきながら家に帰った。

 

 庭でエンジンをかけたまま携帯をいじっていると、なにかの気配がした。父かなと思ったけど、目をやると白い肌に黒ぶちの猫が居た。

 いじっていた携帯ですかさず写真を撮った。

 雪が降っていて寒いから車の近くに来てくれたのかもしれない。さっきまでの怒りが消える。

 

 でもグミドカ食いした。

 職場でお腹が鳴るのを止めるためだけに買ったはずのグミ1袋全部食べてしまった。

 グミのドカ食いってなんだよ。

 

 怒りもグミも消えた。

 

桜とエナジードリンク

今日も今日とて車でぐったりしている。

帰り道、桜が咲いていた。
無職の頃、わけもなくよく車を停めて過ごしていた川の近くの公園。
そのまわりにたくさん桜が咲いていた。
桃源郷のような公園だ、と思っていた。
桜の季節だけ。
普段は、他に車が停まっていると、なんかこう、スケベ目的なのかな……と思ってしまうこともあった(私は違う。ぐったりしたくてわけもなく行く)。

今日もなんとか生き抜いた。私にしては比較的安定した1日だった。上司が外出しなかったから不意の来客に怯える必要もなかった。上司が不機嫌じゃなかったから不意のドス声(ドスのきいた声)に怯える必要もなかった。

そんな日ですらレジで店員さんと接触する余力がないから、駐車場に自動販売機が置いてある電気屋に向かった。炭酸飲料が飲みたかった。ゼロカロリーのコーラを買うつもりでいたけれど、エナジードリンクに目を奪われた。
買ってみたら、1本あたり216キロカロリーって書いてある。ビールとおなじくらいだ。
ゼロカロリーのコーラならゼロカロリーだったけど、エナジードリンクが好きだからしょうがない。

酒が飲みたい。
さけをかっくらいたい。ゼロカロリーのコーラならゼロカロリーだけど、酒にはカロリーがある。でも飲みたいからしょうがない。

エナジードリンクを庭でぐったりしながら飲んだ。
エナジーは出ない。
むしろ眠くなってきた。でもおいしかった。
エナジー目的じゃなくて飲みたいから飲んだので、眠くなってもかまわない。

車でぐったり

またしても車でぐったりしている。

労働が終わりまっすぐ家に帰ると、いつもだいたい18時にもならない。
家には数年前に定年退職した父が居る。
母はまだ仕事をしており、19時前後まで帰ってこない。

父とふたりきりになるのが嫌で、しばらく家のなかに入れない。家の庭で、車のなかで、座席を倒してぐったり過ごす。そんな生活を3年間続けてきた。

我ながらくずだな、と思う。
父が嫌いなら一人暮らししろよ。実家暮らしなら母親が帰ってくる前に家事しろよ。
今ぐったりしている車も親のお古で、自分では一銭も払っていない。
甘えているのは分かっている。

何年か前、大人になってから、友達に父の愚痴を言ったことがある。そしたら「お父さん居るだけ良いよ」と、父親が借金して失踪して離婚した……という話をされた。私はそれを知らなかった。
そのとき、実家暮らしの大人が親の愚痴を言うのはやめたほうが良いなと思った。愚痴を言ったら、説教されたり不幸マウンティング(?)されたりしてもなんの文句も言えない。言われたくないなら愚痴を言わない以外の選択肢はない。友達にわざわざ負の感情を持ちたくないので。
どうしても誰かに話して受け入れてもらいたいなら、やっぱり、カウンセリングとかしかないんだよなと思う。


今日、雇用契約の書類をもらってきた。
また1年間、同じ契約。非正規。日給制。そりゃそうだ。妥当すぎる。むしろこのド田舎ではもらえている方なのかもしれない。


今日も職場で一言も雑談できなかった。
中年男性と何を話して良いか分からず、全然打ち解けられないまま3年が過ぎた。
私が全部悪い。

全部私が悪い。

帰りの車のなかで涙が出た。

なにが苦しいのかはよく分からない。


ブログを作るなら、きっと笑える内容にしよう、と思っていた。できないらしい。なんだ、この鬱ポエムは。
或いはまだ誰にも見られていないからなのか。
ブログランキング等に登録しない限り、どうやらなかなか人には見られないものみたいだ。

とはいえブログが書けた。
この3年間、ほとんど毎日車で1~3時間くらいぐったりしつつ、ネットサーフィンくらいしかしてこなかった。ブログを書けばなんとなくなにかを錬成できたという気持ちで、満足できるような気がする。
とてつもなく無益な時間だった。
これからはせめて自己満足がしたい。

自己紹介

 いまさら自己紹介をしてみたいと思います。
 ハンドルネーム:万田
 北関東の過疎の田んぼ村にある実家で両親と3人暮らし。3歳年上の姉と1歳年上の兄が居るが2人とも実家を出ている。姉の息子である甥を溺愛している。
 コミュ障。情緒不安定。非正規工場事務員。
 大学時代上京していたが怖すぎて就活できず1社も受けることのないまま実家に戻る。週5で労働するようになったのは卒業して2年が経った頃。
 現在は、婚活も正職員としての就職もギリギリな年齢なんだろうなと思いつつ行動できていない。

 

 大学時代就活が怖すぎて現実逃避のためメンクリに行くと「社交不安障害の症状に似ている」みたいな感じで言われ、効かぬ薬を1年近く飲む。治療をやめたいと言うとそれまでずっと事務的な対応だった医師が「あっ、やめたい~?」とニコニコの笑顔になっていた……。医師が軽部アナウンサーに激似だったのでしばらく何の罪もない軽部さんを見るたび苦しくなる。
 大学卒業後すぐ新たなメンクリに行くも医師に「まだ働いてないの⁉ なんで⁉」「彼氏できましたか?」と毎回聞かれるのがイヤで2~3ヵ月で行くのをやめる。どうにもならなくなり実家に戻る。

 

 4ヵ月間の職業訓練を受けるも就職できず、就労支援機関に通う。大学を卒業して1年ちょっと経ってから、ようやく週1~2で事務のパートに就くも、黒歴史てんこ盛り。そのときASDの本を読むと、自分の困りごとにすべて当てはまっていたため、確信に近いものを感じる。それからずっと定期的にASDの本を読んで工夫と絶望を繰り返す。


 大学卒業後2年弱経った頃、官公庁系の短期バイトをする。1ヵ月ちょっと週5で労働すると、毎日労働していたほうが毎日暇よりは精神状態がマシであることに気付く。

 

 その後すぐ知人の紹介で現在の職場に1日6時間のパート採用。女性1人事務員1人という環境。事務所で留守番していることが多い。不意の来客の恐怖に常におびえる。とんでもねえ薄給(手取り10万円台→途中から法律が変わり親の扶養を外れて9万円台になった)に不満を募らせるも、辞めると言い出せないのと、引き継ぎや職探しが怖すぎるのとでずるずる続ける。2年弱経って、新事業開始にともないフルタイムになった。給料がだいぶマシになるも、キャパ超えしてメンタルがヤバくなり1人になると涙が止まらなくなるなどの症状が出てくる。

 

 その症状が出てきた頃につらすぎてあがきたい気持ちになり「話し方教室」に通い始める。片道3時間かけて、月2回通った。
 そこで知り合った男性と冬に交際を開始。ものすごく久し振りの交際。昔男性と付き合っていた頃は依存しまくって不安なことをメールで長文で送り付けたり別れる別れる詐欺(毎回、切り出すときは本当に不安すぎて別れるしかないと感じていた覚えがあるのだけど、説得されて気持ちが変わるのはどう考えても詐欺だと思う……)したりしていたので今度こそ死ぬ気で気を付けようと思っていた。


 精神状態がヤバすぎて数年ぶりにメンクリに行くと交流分析のワークと簡単なチェックテストのみで「自分で思ってる通りASDです(笑)」「本を読んでもなかなか生活に取り入れられないのがASDの特徴なんだよ(笑)」「正直に言って良いよ。あんまり人に興味ないでしょ(笑)」「社交不安障害なら良かったんだけどASDならうちでは大したことできないけど来る?(笑)あ、来るんだ(笑)」その他いろいろ言われる。そのときは動揺してとりあえず予約して帰ったけど、やっぱりやめた。
 ちなみにその医師、ASDの前は私のことをアダルトチャイルドに当てはめてきてそのときは優しかった……。

 

 ASDと診断されたことを付き合いたての男性に告げた翌日超絶怒涛の掌返しで別れを匂わす長文のメッセージ(愛していますが僕も不安が強いので将来一緒に生活したら不安が2倍になるのでは。僕も何か診断されると思う。僕と付き合って時間を無駄にすることない。これから気持ちが変わるか変わらないか自分でもよく分かりません><みたいな内容)が送られてきて逆上してしまい、こちらも長文を送ってしまい完全にフラレて、交際最短記録を更新する。たったの1週間で別れてしまった。昔やっていて今度こそやめようと思っていたことを向こうに先にやられて動揺してしまい感情のコントロールが難しくなってしまった。また大昔と同じ失敗を繰り返してしまった自分に絶望。
 「話し方教室」へは半年ほど通ったが、フラレてしばらくして、つらすぎるため通うことを諦める。
 話し方は改善されなかった。


 医師と元彼(1週間限定)、2日連続掌返しで遠ざけられるというつらい経験をした。あれから4ヵ月が経った。

 

 今度は好きなことをやりたいと思い、ブログを始めた。

 

 ボイストレーニングを受けたい。絵画教室に通いたい。文章を日常的に書きたい。
 そして、結婚とは言わねえ……できればまた好きな人(……)が欲しい……。

コーヒー代 足りない 相談 言い方

 今日はやたらに落ち着いていた。

 私は職場に一人で留守番することが多い。来客が怖くて、いつもビクビクしている。

 

 今日は来客がほとんどなくて、いつぶりだよ……というくらい穏やかな気持ちだった。

 いつもこうだったらいいのに。なんでこんなに情緒不安定なんだろうか。

 ていうか今日がレアすぎる。なんでこんなにごきげんだったんだろうか。あまりにも情緒不安定すぎて、ごきげんだと自分がごきげんなことが逆に不安になってしまう。

 

 ようやく、職場で徴収している「コーヒー代」が来月にコーヒーを購入するとき全然足りないことを上司に相談できた。

 その「コーヒー代」で、2ヵ月に1回コーヒーを購入している。

 もうずっと足りていなくて(足りない……でもなんて言えば伝わるんだろう……)と悩んで言えずにきた。

 言わなきゃ……言わなきゃ……と考えれば考えるほど心臓がバクバクして、言うことを諦めて、自分の分を遥か未来まで支払うことで対応したりしていた(考えうる限り最悪の対応)。

 

 でもこの前恥をしのんでカウンセラーに「コーヒー代を集めているが足りない。上司になんと言えば良いか分からない」と相談した。ロールプレイさせてくれて、「いくらのコーヒーを買うのにいくら足りませんとはっきり言うのが良いと思う」「まずは言って」とアドバイスしてもらった。想像通り半ばあきれ気味にも見えたが、具体的に教えてもらえた。

 

 言えた。

 

 ずっと定期的に悩んでは先延ばしにしてきた。

 

 急を要さないことはどんどん先延ばしにして一人で抱え込んでしまう。一般的な大人からしたら「職場で集めているコーヒー代が足りないことが上司に相談できない」意味が分からないと思う。しかも上司にも何度か「足りなかったら言って」と言われたことあるのに。意味が分からない。

 

 言えた。

 

 あっけなかった。

 上司も気分の上下が激しい人なので反応が博打な部分があるのだが、笑っていた。

 

 「普通すんなり言えるけど」言えた。

 「いい大人なのになんでこんなことくらいでいちいち悩むのか分からないけど」言えた。

 「言えない意味がむしろ分からないけど」言えた。

 

 そんなふうに言い訳しないで、言えた事実だけを認めていきたい所存……。

 

 ああ、はやく風呂入らないとな……めんどくせえ。ああ……毎日「風呂がめんどくせえ」と感じている。でも毎日入っていて、えらい。毎日起きて仕事に行っていて、えらい。誰が何と言おうと、えらい。今日は珍しくごきげんだから無理矢理そうやって思い込んでいこう……。